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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Grand Operational Simulation Series】「Hurtgen:Hell's Forest」October Scenario Solo-Play AAR Part.1

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さていよいよ「Hurtgen:Hell's Forest」10月シナリオを開始。写真は1944年10月3日=シナリオ開始2日目(午前・午後ターンがあるので実質4ターン)終了時だが、初めのうちは1ターン進めてはルール間違いに気づいてやり直す、というループを何度か繰り返した。その都度、セットアップやスタック構成も変えたので、前回アップした写真とは微妙に違う部分もある。

まず天候は史実を採用。シナリオ開始時の航空ポイントはアメリカ軍16、ドイツ軍3。アメリカ軍には豊富な空軍力があるものの、西方防壁ヘクスへの砲爆撃はほとんど効果が見込めないため、大半を補給妨害任務(ドイツ軍のトラックポイントを一時的に減少させて燃料と弾薬の流入量を減少させる)に投入した。しかし序盤はその効果も上がらず。また今回は部隊の疲労回復のため、夜間はすべて休息にあてたものとし、夜間ターンは省いている。大規模ながらも、あくまでこのソロプレイは練習なのだ。まずは昼間ターンを動かせるところまで体得するのが目標である。

シナリオ特別ルールにより最初の2日間、アメリカ軍の準備強襲(1~2ヘクスのみ移動してからの攻撃)には有利な戦力比1シフトが付く。この追加シフトがあるうちにジークフリート線を突破したいが、なにしろ西方防壁ヘクスは防御側有利に戦力比3シフトとえげつなく堅い。一応、戦力比シフトは、工兵の参加・準備強襲・追加シフトによって帳消しにできるが、隣に攻撃されていない敵ヘクスがあるとさらに不利なシフトを喰らうため、防御線全体に攻撃を仕掛ける必要もある。

また西方防壁ヘクスの装甲修整-4は、M4シャーマンの装甲値4を完全に打ち消し、そのうえ対戦車砲でも立て籠もっていた場合には、攻撃側に不利なダイス修整をくらってしまう。そのためシナリオ初日はアメリカ第30歩兵師団の歩兵・工兵部隊のみで攻撃をかけ、第2機甲師団は2日目から攻撃に参加させた。

結果、アメリカ軍は2日間かかってようやく1ヘクス列前進できた程度である。第30歩兵師団はそれなりに損害も受け、いったん後退して補充を受ける大隊もあり。

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シナリオ開始3日目、10月4日(実質6ターン)終了時がこちら。第2機甲師団B戦闘団スタックは、運良くアーヘン北方の防壁ヘクスを抜け、A戦闘団スタックもドイツ軍の第二防御線に到達している。

しかし「西方防壁は堅い」とは書いたものの、攻撃ダイスで極端に良い目が出てしまい、ドイツ軍の防御ユニットが一撃で叩き出される場面もままあった。逆にアメリカ軍が、戦力比では8:1と圧倒的だったものの、恐ろしく不利なダイス修整がつき、防御側にまったくダメージが入れられない場面もあった。よく「Operation Combat Seriesの戦闘は振れ幅がでかい」と言うが、こちらGOSSも攻撃側・防御側双方が100面体ダイスで判定するだけあってなかなか結果が読めない。

 

シナリオ開始4日目は曇天。地表は泥濘により移動力減。

シナリオ開始5日目、翌6日目は、ようやくアメリカ軍の補給妨害任務が成功。ドイツ軍の補給流入量を下げたものの、痛みを感じるほどではなかった。

この時期は、アルスドルフ(W3219ヘクス)が戦闘の焦点のひとつとなっている。この地にはまず、前線から後退してきたドイツ第49歩兵師団の残存兵が立て籠もった。これを弱体と見てアメリカ第2機甲師団A戦闘団が攻めかかったが、攻撃ダイスが振るわず、攻め落とせず。ドイツ軍もここを抜かれてはならじと、軍予備のV号パンター中隊2個を投入。第2機甲師団M4シャーマンに睨みを効かせたが、アメリカ軍は市街側面を攻撃し、アルスドルフ市を両翼から包囲せんとした。ドイツ軍はなけなしのパンター中隊を惜しんでこれを市内から撤退させ、代わりにIV号駆逐戦車中隊を入れ、なおこの市街を堅持している。

またドイツ軍増援のIII号突撃砲大隊、重対戦車砲大隊もアーヘン北の西方防壁ヘクスに分散して立て籠もり、第2機甲師団B戦闘団の前進を粘り強く食い止めている。

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そしてシナリオ開始6日目、10月7日(実質12ターン)終了時の戦況がこちら。ほとんど動いていないようにも見えるが、一応アーヘン市の包囲環は狭まっている。

そしてこの翌ターン、10月8日から戦線南部のアメリカ第7軍団(第3機甲師団、第1・第9歩兵師団)も攻撃を開始する。史実では10月16日にアーヘン包囲が成立したので、実質あと16ターンというところか。ドイツ軍増援の第116装甲師団、第3装甲擲弾兵師団もこの後登場するため、シナリオ的にはここからが本番であり、クライマックスだと思われる。続きはまた後日……