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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

GMT「Ukraine'43 2nd」Campaign Solo-Play AAR Part.1

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「Ukraine'43 2nd」のキャンペーンシナリオをソロってみることにした。

実はすでに序盤シナリオ「Zhukov's Assault」も2回目、3回目のソロプレイを終えている。ルール間違いが幾つかあったためこのBlogには記録しなかったが、いろいろ勉強にもなった。いずれのソロプレイも、ドイツ軍は序盤シナリオの範囲である第7ターンぎりぎりまで陣地線で粘り、ソ連軍に勝利ポイント都市は渡さなかったが、そのままの状況で第8ターン以降続けられるかと言われると、かなりキツい。恐らく陣地線に残った部隊がごっそり包囲・殲滅され、戦線が維持できなくなるのではないかと。やはり序盤シナリオとキャンペーン序盤の戦い方は違うようで、後先のことまで考えると、もっと早く撤収し、長期戦を維持するためにユニットを温存した方が良い気がする。

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そのあたりを確かめるべく、長期戦を意識してキャンペーンシナリオを動かしてみた。ドイツ軍は、南部戦線からSS装甲擲弾兵師団3個を引き抜き、ハリコフ方面の防衛に当てるのはそのまま変わらず。今回のキャンペーンでも、ソ連打撃軍スタックを何度も押し返し、遅滞戦闘に活躍してくれた。

一方のソ連軍は、都市を力攻めするのは止め、包囲して孤立・自滅させる方針に切り替えた。この場合、都市攻略に時間はかかるが、部隊の損耗は抑えられる。

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ソ連軍南部戦線は、まず補充を受け取って十分に回復し、第3ターンから本格的な攻撃を行った。この攻撃で陣地線に穴が開くと、ドイツ軍は早速撤退開始。スターリノ(ヘクス5227)等の勝利ポイント都市を陣地代わりに、じりじりと後退していく。これに対しソ連軍も、やはり包囲戦でじっくりと攻めていく。

一方、ソ連軍南西戦線は、第5ターンにイジューム屈曲部からの渡河攻撃に成功。しかし焦って突出することはせず、前進してくる南部の部隊と歩調を合わせるように戦線を押し広げていった。

また北部戦線では、ドイツ軍が陣地を建設しまくり、新たな要塞線を構築。ソ連軍はスミー(3407)を取ったものの、来援した精鋭GD装甲擲弾兵師団の反撃を恐れて、慎重すぎる前進にとどまった。

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上写真は第11ターン終了時。ソ連軍はこのターンの増援である第3戦車軍スタックを北部戦線へ投入。前進が遅れていたこの地域にもようやく動きが見え始めた。

ドイツ装甲師団主力とソ連打撃軍2個は、ポルタヴァ(3316)前面で壮絶な殴り合いを続けている。一応ドイツ軍が食い止めているかに見えるが、すでにSS装甲擲弾兵師団は3個とも最後の1ステップまで削られており、精鋭GD師団も完全戦力ではない。やはり時折くらうステップロスが累積し、それを補うだけの補充が来ないのが辛い。ソ連軍の潤沢な補充との差が、ここに来てどんどん開いていった感がある。

またこの時点で、南西・南部戦線の都市に籠もっていたドイツ軍歩兵師団が掃討され尽くし、これを包囲していたソ連軍部隊が一斉に前線に上がってきている。すでに南西戦線のドイツ軍は、1ステップ歩兵が並ぶだけで装甲予備も無く、いよいよ破断界が近い……というあたりで後半へ続く。