Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】スーザン・トラヴァース「外人部隊の女」

外人部隊の女

外人部隊の女

 

WWII北アフリカ戦線にて、自由フランス軍旅団に参加した唯一の女性、スーザン・トラヴァースの自伝「外人部隊の女」(絶版)を中古で購入。トラヴァース女史は、外人部隊や植民地部隊で編成された第1自由フランス旅団長、ケーニグ准将の愛人兼運転手としてビル・ハケイム戦にも参加し、そのあたりの記録が読みたかったので。

なにしろ先日買った「No Question of Surrender」には、スーザン・トラヴァース御本人を表すユニットもあり、負傷した場合は、自由フランス軍の派遣値(Diapatch Rating)が落ちたり、彼女が包囲網から脱出できるか否かで勝利段階が変わるなど、ビル・ハケイム戦を象徴する存在として表現されている。また「NQoS」には、Jock Columnなる謎の偵察車ユニットがあるが、これも本書を読むと、英軍ジョック・キャンベル将軍にちなんで名付けられた偵察部隊「ジョック縦隊(コラム)」との記述があった。というワケで「NQoS」ユーザーには必読の一冊かと。ビル・ハケイム戦への言及は60ページほどだが、雰囲気をつかむには十分。