Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【参考文献】アーサー・フェリル「戦争の起源」

戦争の起源―石器時代からアレクサンドロスにいたる戦争の古代史

戦争の起源―石器時代からアレクサンドロスにいたる戦争の古代史

 

南砂町古書店にて「戦争の起源」を購入。フェリルは、アレクサンドロスこそ傑出した指揮官であると説いている。それはまあ、誰もが認めるところだと思うが、本書の凄さは、アレクサンドロスとナポレオンを比較し、「もしアレクサンドロス大王マケドニア軍がワーテルローにいて、ウェリントン率いるイギリス軍と戦っても互角に戦えたのでは?」という、仮想戦記もびっくりな説を展開しているところだ。

フェリル曰く、マケドニア密集方陣は、イギリス砲兵の絶好の目標となるだろうが、50ヤード以内に接近できれば、イギリス歩兵を圧倒できるだろうと。またマケドニア軍の弓矢や投石器は、マスケット銃よりも射程が長く、鎧を着ていないイギリス兵はアウトレンジ攻撃で被害を被るとも。マケドニア軍槍騎兵も、イギリス軍サーベル騎兵より有利であり、勝てたとは断言できないが、接戦にはなっただろうとのことです。お、おおう……なんか妙に説得力があるなあ。

……で、実際その仮想戦を試せるゲームキットがあるらしいので、早速クロノノーツさんに発注しました。それについてはまた明日。

※ちなみに2018年に筑摩書房から文庫されている。 

戦争の起源 (ちくま学芸文庫)

戦争の起源 (ちくま学芸文庫)