West Tokyo Wargamersにて、「La Bataille de la Moscowa」のシェヴァルディノシナリオをSADA氏と対戦した。こちらは南西マップのみを用いる比較的手軽なシナリオである。
SADA氏のフランス軍は、盤外から進入開始。自分が受け持ったロシア軍は、シェヴァルディノを中心に展開し、最前線には射程2の散兵隊形を並べてフランス軍を待ち受けた。最初の1500~1600時ターンは、両軍とも部隊移動・配置に終始。
ようやく5ターン目、16時40分ターンにロシア軍前衛がフランス軍に張り付いて射撃開始。フランス軍から白兵戦を挑まれると後退、そしてまた接敵をくり返し、お互いちくちくと兵力を削り合った。ロシア軍右翼は窪地に沿って展開しているが、フランス軍がこちらで攻勢に出ることはなかった。
その代わり1700時ターン、フランス軍増援が別方向から現れ、 ロシア軍は3方向に兵力を振り分けて応戦する事態に。特にカロチャ(Kalocha)川の対岸に現れたフランス軽歩兵部隊は、射程2を活かして川向こうからロシア軍を射撃し(射撃ダイス66!!)、一発でロシア1個大隊を除去する恐ろしい活躍を見せた。
1740ターンには、すでにロシア軍前衛部隊は射撃戦によって半数以上失われ、第二線の擲弾兵部隊がフランス軍と相対している。一応ロシア軍も、前線に出てきたフランス軍砲兵を除去したものの、第二線の部隊もいくつか除去されて戦線が維持できなくなり、仕方なく投じた騎兵突撃も、あっさり方陣組まれて効果無し。しかも後退後の士気チェックにも失敗して敗走する始末……
対するフランス軍は、正面攻撃部隊はかなり損耗しているものの、両翼から進入しつつある大量の増援部隊はまだ無傷で、優位に立っている。
と云うあたりで今回は対戦を終えた。しかしユニット数もお手頃で、序盤は落ち着いた展開になるし、初心者が練習用に遊ぶにはちょうどよいシナリオだと感じた。いずれまたどこかでプレイしたいと思う。