Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Tactical Combat Series】「GD'42」 The Center Gives Ground AAR

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YSGAにてN村氏、Dublin氏を交え「GD'42」のシナリオ「The Center Gives Ground」をマルチ対戦した。第1ターン砲爆撃フェイズ、いきなりドイツ軍阻止砲撃が炸裂。ソ連第1親衛戦車旅団のT34戦車を3台吹っ飛ばすと、担当の堀場氏がまたも大隊士気チェックに失敗してしまい、残る20台の戦車が再集結ヘクスへ退散してしまった。6面ダイス1個振って1さえ出なければよかったのだが……

対するソ連軍も、半径5ヘクスに16火力を浴びせるカチューシャを放ち、ドイツ軍機動予備のマーダーIIを4台撃破するなど砲兵ゲームな展開に。Dublin氏指揮のソ連第49戦車旅団は、森へ入って砲撃を回避。自分が担当するドイツ軍工兵陣地に接近攻撃を仕掛けたが、ドイツ軍50mm対戦車砲と、歩兵のATロールで次々T34が撃破された。それでもソ連軍は大隊士気チェックだけは乗り切り、なお突進を続ける模様……と云う辺りまで、2ターンのみのプレイで検証会を終えた。

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さてver4.0の感想。以前のルールよりは良いと思う。今回は戦車隊が敗退したが、長期間シナリオで命令を出し直して再攻撃させれば、妥当なのかもしれない。そしてTCS独特の戦争解釈も健在だと感じた。そう、むしろ面白かったのは対戦そのものよりも、TCSに違和感を覚える人と、そうでもない人とのルール談義である。「対戦車砲が機関銃みたいに臨機射撃するのは違和感が……」「まあ、火力半分になりますから」「歩兵ステップが減っても火力が減らないのは違和感が……」「でも、白兵戦ではステップも関係しますから」「戦車3台失っただけで旅団がまるごと逃げちゃうのは違和感が……」「戦争ってそういうもんですよ」等々。

TCSは、リアリティやディティールを盛り込んだゲームだが、リアリティに対する解釈も人それぞれで賛否両論になりやすいし、妙に細かく再現した部分と、妙におおざっぱな部分があるため、その不均衡さから来る違和感みたいなものも挙げられた。そこで「現実的には××だから!」とルール外ルールを押しつけ合うと、プレイヤー関係もこじれてしまい、対戦自体も壊れると。結論としてTCSは、好きな人同士が集まってプレイし、異なる解釈を押しつけ合わず、その差異を楽しみつつ、コンセンサスをすり合わせてプレイするのが良いのではないかと。まあ、大概のウォーゲームがそうだが、TCSは特に……

参考Link:Bloody Ridge & GD'42 : YSGA 04/24: 閑人工房