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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Wargaming Book】ピーター・パーラ「無血戦争」

無血戦争

無血戦争

 

以前から欲しかった「無血戦争」日本語版を中古で購入した。さすがに元の価格以上の値段だったが、入手困難なので致し方なし。久しぶりに読み返してみると、やはり興味深い記述が多く、特にホビー・ウォーゲームの歴史……アバロンヒルやSPIの勃興や、ウォーゲームを進化させた、あるいは敬遠された諸作品あたりは可能なら、誰でも読めるような形になっていると嬉しいのだが(実は日本のウォーゲーム・メーカーの興亡も読んでみたいけど誰ぞ、それを書いていただける当時の事情通はいませんかね?)。

ところで今回あらためて目を惹いたのが、序論の中の一文。 Fire & Movement誌の「なぜウォーゲームをしたのか」と云う質問に対し、最も多かった答えが「読んだことを真似してみたかった」だったそうだ(訳文は「真似」だが原文は「Simulate」)。

これって「ゲーム雑誌で読んだゲームを真似して遊びたかった」あるいは「戦史で読んだ戦いを再現してみたかった」という事だと思う。先日、コマンドマガジン最新号付録「コルスンの戦い」を編集長さんが実際にプレイし、その様子をUstream配信されたが、あれも「ネットで見たゲームを真似して遊びたい」と思わせる試みで、くどくどした理屈でゲームの素晴らしさを説くより効果的に感じた(もっとも後に編集長さん自身が述べられているように、視聴者に展開が把握できるのはハーフマップ程度だろう)

それからニコ動のASL動画も、同様の効果を発揮していると思う。多分これを視聴した大多数の方はチンプンカンプンだろうが、とにかく楽しく見せてしまうと云う手法もアリだなと感じた。

そう、多分「天の岩戸」なのだ。アメノウズメが滑稽に踊ったように、ゲームの楽しさを振りまけば、興味のなかったアマテラスオオミカミも「遊んでみたい!」と思ってくれて ゲームと云う趣味世界に足を踏み入れてくれるんじゃないかと。そんな事を少し期待して、これからもゲームの楽しさを伝えようと思う。 名付けて「天の岩戸作戦」。 ただし楽しく踊るのは美しいアメノウズメじゃなくオッさんだが(苦笑)。