Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Musket & Pike Series】「Gustav Adolf the Great」Lutzen AAR

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秋葉原Role&Rollステーションにて、asasin氏とMusket & Pikeシリーズ「Gustav Adolf the Great」リュッツェン会戦を対戦してきた。と言っても、M&Pシリーズ初プレイのasasin氏にインストする形である。しかしソロプレイし た時にも言及したように、本シナリオは特別ルールが多く、途中で霧による休憩ターンもあり、正直初心者向けではないが、三十年戦争で最も著名な戦いでもあるし、今回はあえてチョイスしてみた。ちなみに担当は、自分がスウェーデン軍、asasin氏が皇帝軍である。

さて第1ターン (09:40)。グスタフ王直率のスウェーデン軍右翼騎兵は、皇帝軍の前衛マスケット軽歩兵を蹴散らし、堤防道路へ接近するも、連続活性化に失敗。回復状態からも命令変更できずと、イマイチな立ち上がりであった。また中央では砲兵同士が撃ち合う中、スウェーデン重歩兵が前進し、左翼ではリュッツェン市街から立ち上る黒煙の中、戦闘が始まる。しかし第5ターン(11:00)、戦場には深い霧がたちこめ、 さらに両軍は第8ターン(12:00)まで休憩状態となった。この辺りは、ほとんどやる事が無いので早回しでプレイ。

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ようやく霧も晴れ、戦闘が再開されたのは第9ターン(12:20)。まずグスタフ王率いるスウェーデン軍右翼が堤防道路を越えたが、皇帝軍左翼には、休憩の間にパッペンハイムの増援が駆けつけており、両軍騎兵は正面から激突。いきなりスウェーデン騎兵2個が敗走。逆に皇帝軍左翼騎兵は、リスキーな確率の白兵戦に見事勝利し、スウェーデン騎兵2個を除去したあげく、さらに追撃にも成功し、気がつけば、グスタフ王が皇帝軍の騎兵3個に包囲され孤立すると云う、 まるで史実(グスタフ王戦死)を思わせる恐ろしい展開となった。

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しかしさらに恐ろしい目に遭ったのは、中央のスウェーデン軍重歩兵で、塹壕を越えて接敵したところを、皇帝軍重歩兵の一斉射撃をくらい、さしもの精鋭スウェーデン重歩兵もバタバタと撃ち倒され、次々敗走……

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よくよくソロプレイを思い出せば、中央は接敵させなくても良かったのだが、すっかり失念していた(苦笑)。しかしこのヘボプレイのおかげで、asasin氏にも重歩兵の扱いや、連隊砲・一斉射撃の強力さをご理解いただけたので、これはこれで意義深いヘボプレイであったと言える(汗)。と、本格的な戦闘を1ターン終えた時点で閉店時刻となり、今回のインストプレイはここまでとした。