Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

同人「ドリームゲーム」

猿遊会2日目の夜、同人カードゲーム「ドリームゲーム」を遊ばせていただいた。

各プレイヤーは、1980年代の国内ウォーゲームメーカーとなり、ウォーゲームの構成要素(デザイナーやシステム等)を競り落とし、企画として組み立てて完成させ、その点数を競い合うゲーム。結果から書くと、初プレイなのに1位勝利!(4人戦。2位とは1点差)だった。それもこれも最初に完成させた「エポック バルジ大作戦」のおかげで、「デザイナーは石川輝先生」「ボックスアートはマクゴワン御大」 「コンポーネントはフルカラーユニット」と云った要素が人気につながり、「国産初の陸戦ゲーム」「ベスト陸戦ゲーム」の栄誉を勝ち取ったばかりか、ゲームを通じて、ずーっと最高得点ゲームの地位を維持したため、「3ターン連続優秀ゲーム賞」「ゲーム大賞」によって勝利してしまった。しかしゲーム中の会話は、いろいろな意味でヒドいもので(苦笑)、完成したゲームも「売れそー!」から「誰が買うもんか」レベルまで幅広く、1980年代のウォーゲーム・ブームを知る自分は、とても楽しめた。逆に、今の若者ウォーゲーマーには面白さが伝わりにくいかもしれない……