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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Grand Tactical Series】「The Devil's Cauldron」 Race to the Bridge Solo-Play AAR

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今年の猿遊会でも「The Devil's Cauldron」の対戦を企画している。開催までの一ヶ月は、ルールの習熟に励もうと、久しぶりに「Race for the Bridge」シナリオを配置。昨年の「Sage of the 1st Airborne」対戦では、イギリス第1空挺師団がアルンヘムに入れずに立ち往生したが、どうにかその「作戦的課題」をクリアできないかと試行錯誤してみた。

ドイツ軍は、史実とは異なりウォルフヘーゼから離れ、オーステルベーク西方まで退き、イギリス軍主攻路を塞ぐように守れば効果的。昨年の対戦でN村氏が採った防御策もそれで、ユニットとイベントと森による地形効果で、かなりの時間が稼げる。

とすればイギリス軍も史実とは異なり、北の堤防道路を越えて東進 し、補給降下ゾーン(SDPV)経由でアルンヘム市へ接近するべきでは?勿論、遠回りになるため強行軍は必須。と云う事は、最も強行軍に成功しやすい(=部隊練度の高い)大隊、つまりフロスト大隊を降下ゾーンZの最北端に配置して、イベント・マーカーの無いヘクス2320から迂回させるべきでは?それに対応 してドイツ軍も北方にユニットを配置してもいいが、逆にイギリス軍主攻路が手薄になるのはどうなんだ……

と云う事を考えながら、ここ数日ソロプレイを重ねている。自分にしては珍しく、ルールを駆使して最適解を求めているが、一番好きなゲームぐらい真面目に作戦研究してもいいと思う。どうせ考えても、チット引きとダイス運でいろいろ変わるゲームだが……

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さて、「Race for the Bridge」のソロプレイ編。 最初の3ターンのみ、都合6回あれこれ試してみた。結論から書くと、アルンヘム橋に到達が2回、アルンヘム外縁に2個大隊到達が2回、1個大隊到達が2回であった。それでも勝利条件的にはイギリス軍の0勝6敗。VPの獲得条件がかなり厳しいので、勝つのは至難である。

一応、北方迂回はそれなりに効果があったようで、6戦とも北方ルートからアルンヘムへ突入できた。ドイツ軍も、さすがにクラフト戦闘団(4ユニット)だけで北方ルートまで守りきるのは難しく、そちらに兵力を割いてしまうと主攻路からオーステルベークを突破されてしまう。ただ遠回りなだけに、イギリス軍もアルンヘム外縁に達するのが精一杯。また、本シナリオではイギリス軍のチット救済措置があるが、上級シナリオ&キャンペーンではそれが無い分、もっと苦労するかもしれない。それに1個大隊が入ったからと云ってアルンヘムが取れるワケで もなく、当然、史実通りの激烈な市街戦の後に壊滅・・・だと思うものの、アルンヘム市内まで1ユニットも行けないのは寂しいものだ。

まあ、元々作戦研究が成立しらくい(だから面白い)ゲームだが、それでも色々な選択肢を考えたり、試すのも楽しい。ランダム性の振れ幅を確認する、と云う意味もあるし。 

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