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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Age of Muskets】「Tomb for an Empire」Talavera Solo-Play AAR

B3G AoM Tomb for an Empire

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「Tomb for an Empire」のタラヴェラシナリオをソロプレイしてみた。期間わずか3ターン(=3ヶ月)のミニ・キャンペーンで、 シナリオ開始時は、両軍とも以下の3個軍団を有している。

ウェズレイ:25戦力 ・クエスタ:35戦力 ・ヴェネガス:22戦力

・ジョセフ・ボナパルト:11戦力 ・ヴィクトール:24戦力 ・セバスティアーニ:21戦力

その他併せて連合軍85戦力、フランス軍59戦力となり、連合軍優位。ただしフランス軍歩兵戦力の75%はベテラン兵であるのに対し、 連合軍ベテラン歩兵は50%に過ぎず、新兵が33%を占めているのが難点。また第3ターンにスルト20戦力、ネイ14戦力、モルティエ17戦力の3軍団が来援するため、 連合軍は第2ターンまでにジョセフの鎮座するマドリッドを占領し、フランス増援が来る前にサドンデス勝利を狙わないとまずい。

まず第1ターン、各HQ=司令官が使えるアクションポイント(AP)を判定する。APの判定方法は、まずd10を振り、その数を司令官のイニシアチブ値から引き、さらに1/2にして8を足すと云う、なかなかややこしいものだ。この第1ターンでは、連合軍がウェズレイ9、ヴェネガス9、クエスタ5、フランス軍はヴィクトール10、ジョセフ8、セバスティアーニ6となった。隣接ゾーン(エリア)へ移動するのに1AP、回復に1AP、攻囲に2AP、兵站構築に3APが必要なため、この獲得AP数でどれだけのことが出来るか決定されてしまう。無論、有能な司令官ほど沢山のAPが獲得しやすいよう高いイニシアチブ値が設定されており、ナポレオン皇帝は特別に+3AP、ウェズレイは+2APが得られる。

さらに第1ラウンドの活性順ナンバー(AN)を決定する。これはd10+司令官のイニシアチブ値+追加APで決定される。今回はウェズレイ15、ヴィクトール12、ヴェネガス9、セバスティアーニ8、ジョセフ6、クエスタ5となり、この順に行動する。ただしフランス軍は戦略的イニシアチブ(シナリオで規定)を有するため、優先的に1HQ(今回はジョセフ)を活性化できる。

フランス軍は、優先活性化したジョセフをタラヴェラに急行させてヴィクトールと合流させ、 連合軍を待ち構える作戦。ヴィクトール自身はタラヴェラに野戦防塞を築き、セバスティアーニは橋を落としつつ、マドリッド方面へ後退する。連合軍ウェズレイは、途中ポルトガル師団を拾いつつ、 第3ラウンドにタラヴェラでヴィクトールへ野戦を仕掛けた。

この時点では、ジョセフ、クエスタ軍団ともタラヴェラの隣接ゾーンにあるため、 両隊を野戦に呼び込むべく、双方とも増援チットを選択した。野戦参加戦力は、連合軍27戦力、フランス軍24戦力とほぼ互角。 ウェズレイは増援チットでクエスタ軍団を呼び寄せ、側面攻撃に投入。フランス軍もジョセフの増援投入に成功したものの、戦力比は連合軍有利で、 両軍何度か交戦した後、フランス軍が戦闘臨界に達し敗退した(野戦勝利により、連合軍に戦略的イニシアチブが移る)。追撃は連合軍騎兵10戦力×250%で、フランス軍は25戦力を失い、 ほぼ壊滅状態でマドリッドへ退却したが、せめてもの抵抗として、 連合軍の進撃路で徴発を行い、ゾーンの糧食を枯渇させた。

一方、セバスティアーニは、強行軍に失敗してマドリッドに入れず。 追うヴェネガスは、戦略的イニシアチブによって優先的に活性化し、 フランス軍が逃げ込む前に、一足早くマドリッドへ突入。 第1ターン第4ラウンドにて、連合軍サドンデス勝利となった。

こうして遊んでみれば、しっかりとしたナポレオン戦役級ゲームになっている。行動順の奪い合い、移動の不確実性、兵站の厳しさなどもそれらしいし、 野戦の最中より、追撃でどっさり損害が出るのも、この時代らしい。ただ戦役シナリオでもコンポーネントの不備さが目立っており、 アクションポイント・マーカーが無い、活性順を確認できるトラックも無いと云うのは非常に困る。逆に言えば、その辺りのコンポーネントさえ自作してしまえば、 もっと遊びやすくなるはずなので、早速コンポーネント改良作業に入ろうと思う。

Talavera 1809: Wellington’s lightning strike into Spain (Campaign 253)

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