Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】T1「Gavin Take」Solo-Play AAR

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ASL本式ルールの再インストール開始。まずは純粋な歩兵戦から思いだすべく、無難に入門シナリオ「T1:Gavin Take」を選んでみた。ちなみにVASLを使っているが、パソコン脇で実際にサイコロも振っている。なにしろせっかく買ったプレシジョン・ダイスを振りたいからだ(苦笑)。

攻めるアメリカ軍は、10-3、10-2指揮官スタックでドイツ軍を射撃し、その隙に他ユニットを迂回させ、突破ヘク スQ10を目指す作戦。半個分隊に展開すると煙幕が置けなくなるので、ほぼ分隊を維持している。一方、守るドイツ軍は村を出て、突破ヘクスQ10を守るよ うに布陣。たしかQ10塹壕を掘ると云う作戦があった気もするが、自分の好みでは無いので見送り。

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第4ターン終了時。すでにアメリカ軍は突破ヘクスに近づくも、T9のドイツ軍半個分隊がなかなか崩せず、10-3スタックも苦戦中。第5ターンも、アメリカ軍は埒の明かない射撃に終始し、貴重な(と後で気づいた)このターンを無為に過ごしてしまった。

そして最終第6ターン、T9の半個分隊は米軍射撃にもびくともせず、逆にヒーローと共に接近してきた空挺分隊を混乱させ、捕虜に取る活躍。しかし手薄な地 図盤左(Q7スタックは指揮官・分隊が混乱、MMG故障)で、アメリカ軍は露払いに2個分隊を突っ込ませて機会射撃を引きつけ、10-2スタックが残留火 力2x2を踏破して、Q10からようやく盤外突破に成功した。ところが第6ターン裏には、ドイツ軍が一斉にQ10から脱出し、アメリカ軍の勝利条件を帳消しにし、ドイツ軍勝利となった。ドイツ軍の退路を断つところまで考えなければいけないのだと反省(O10建物に2個分隊送って、白兵戦で確実に奪った方が良かった)。

今回の目的はルールの再確認だったが、案外覚えてる部分もある一方、いまだに隠蔽の獲得・喪失が分かっていないと痛感した。ELRも忘れがちだ。またプレイングに関しては、スケジュール感覚というか、攻撃側が「第×ターンまでに××まで進出する」と云う作戦意識が薄く、終盤アメリカ軍が切羽詰まった状況に陥ったのもマズかったと思う。その辺り含めて、いきなり巧くなろうと思わず、少しずつ腕を磨く方向で。