Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】ジャン・ポーリュ・パリュ「バルジの戦い(上下)」

バルジの戦い〈上巻〉

バルジの戦い〈上巻〉

 
バルジの戦い〈下巻〉

バルジの戦い〈下巻〉

 

今日は、珍しく東急池上線目黒線あたりの古書店巡り。中延スタート→旗の台→大岡山→自由が丘とぶらつき、その間、10軒以上の古書店を覗くもアタリは無く、武蔵小山まで戻って、フレッシュネスバーガーでひとやすみ。しかし最後に訪れた戸越銀座の古書店(戦史書メイン)が充実していて、おっ!と思う本も多々あり、結局そのお店で大日本絵画「バルジの戦い」(上下)を購入した。前々から欲しかったけれど、上巻が絶版だったので買いづらかったのだ。

内容は、バルジ戦の写真撮影地を訪ねて「今はこうなってます」と比較紹介した写真集だが、文章量もたっぷり。特に、両軍の行動が軍団・師団単位で記されているので、細かな部隊の動きも追えるし、見応えも読み応えも十分。

それに今年、Desicion Gamesからバルジ戦ビッグゲーム「Wacht am Rhein」が再版されるから、参考書にちょうど良いなと。実は、その再版にはとても期待している。どうやら「Grand Operational Simulation」なるシリーズを立ち上げるらしく、今年はヒュルトゲン森林戦を扱った「Hurtgen:Hell's Forest」も出す模様。さらに「Wacht am Rhein & Hurtgen Player's Guide」(追加シナリオ)、来年は「Atlantic Wall II」(マップ6枚に拡張、ノルマンディ突破戦も扱う)、その先には「Anzio Beachhead」が予告されているので、非常に楽しみだ。※しかしこの後、Player's GuideとAmzio企画は立ち消えた……

おりしもMMP社でも「Battalion Combat Series」が開発中だし(カセリーヌ戦とヴェルキエ・ルーキ戦の開発画面が公開)、今年から来年にかけて、精密作戦級ラッシュが来て欲しいものだ。