Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】David.M.Glants & Jonathan.M.House「Armageddon in Stalingrad」

Armageddon in Stalingrad: September-November 1942 (Modern War Studies, The Stalingrad Trilogy, volume 2)

Armageddon in Stalingrad: September-November 1942 (Modern War Studies, The Stalingrad Trilogy, volume 2)

 

Grantz & Houseのスターリングラード三部作第2巻、「Armageddon in Stalingrad」が到着。第1巻「To the Gates of Stalingrad」で記されたのは、青作戦の準備段階からスターリングラード到達までだったが、本作では、スターリングラード市街戦に的を絞っている。各章の見出しだけ訳してみると、こんな感じ。

第1章「門前のドイツ軍」
第2章「スターリングラード郊外の戦闘」
第3章「スターリングラード中部・南部の戦闘 9/13-26」
第4章「労働者住宅への最初の強襲とオルロフカ突出部の制圧」
第5章「労働者住宅への最後の強襲と第6軍側面での戦闘」
第6章「トラクター工場とスパルタコフカの攻防 10/14-22」
第7章「赤い十月工場と赤いバリケード工場への強襲 10/23-31」
第8章「側面での戦闘 9/11-11/18」
第9章「赤いバリケード工場と赤い十月工場への強襲 11/1-18」
第10章「終末」

この内容を、第1巻を上回る量の本文700ページ+で著述し、市街戦に投入された両軍部隊がいかに戦い、消耗していったかを、日毎の戦闘詳報のように綴った、分厚すぎる大作である。収録された図版は、当時のモノが多くてシロウトの自分には見づらいが、「Battle for Stalingrad」なり「Turning Point: Stalingrad」の地図盤を見ながら、ああ、この辺りのこのユニットの事か、と確かめている。

この本を見ているとスターリングラード戦ゲームが遊びたくなるが、今ならやはり「ASL:Red Factories」「ASL:Valor of the Guards」か。いずれ必ずや挑戦してみよう。