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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Musket & Pike Series】Vae Victis #50「Paris vaut bien une messe !」

VV050 M&P Paris vaut bien une messe!

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Vae Victis誌50号「Paris vaut bien une messe ! 」を購入した。タイトル訳は「パリはミサに値する」だそうで、本号付録ゲームは、フランス宗教戦争(ユグノー戦争)2会戦である。何故、この号を買ったかと言えば、実は付録ゲーム・デザイナーはMusket & PikeシリーズのBen Hullであり、本号の付録ゲーム・システムも、M&Pシリーズとほぼ同じ派生型なのだ。

ユグノー戦争とは、フランスにおけるカトリックvsプロテスタントの内戦で、 聖バルテルミーor聖バーソロミューの虐殺でも知られる宗教戦争である。本作で扱うのは会戦のみだが、40年近くにわたった戦争の経緯を見ると、虐殺、暗殺、市民の暴徒化が頻発する陰惨な戦争だったらしい。

しかし登場ユニットは、甲冑騎士ジェンダルメ、スイス傭兵、ドイツ傭兵ランツクネヒトルネッサンス色豊かで、かなり派手な仕上がり。本家M&Pシリーズのような2ヘクス重歩兵ユニットはないが、収録2会戦はいずれも持ち駒20ユニット程度で遊べるお手軽さである。「ドルー会戦(1562)」はユグノー戦争初の会戦だそうだ。モンモラシー率いるカトリック軍vsコンデ公率いるプロテスタント軍の対決。激戦の後、カトリック軍が勝利するも、両軍の司令官が捕虜に……と云う展開。もうひとつの「イヴリー会戦(1590)」は第八次戦争。フランス国王アンリ4世vsマイエンヌ公が戦い、パリを攻めんとする国王軍をマイエンヌ公が迎撃するも敗退。

それにしても本テーマと、Vae Victisの派手なグラフィックの相性は抜群である。色取り取りの(悪く言えばピエロじみた)スイス傭兵やランツクネヒトの衣装が、いつもながらの華美なイラストで再現され、ルネッサンスの雰囲気は満点である。ちょっとしたミニチュアゲーム感覚で遊べそうだ。

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さらにVae Victis誌65号「La Guerre de Sept Ans」も購入した。 本号を買った目当ては、サブ付録、「Paris vaut bien une messe ! 」の追加シナリオ、モンコントゥール会戦ユニットが付いているからである。「モンコントゥール会戦(1569)」は第三次戦争の戦い。コリニー率いるプロテスタント軍が進軍中、国王軍の攻撃を受け大敗。 国王軍のスイス傭兵がプロテスタント軍5500名を殺戮した、所謂「汚い戦争」である。これまたVae Victisの派手ユニットが似合う戦いなので、興味津々。しかし指揮官名とか全然分からない……浅学。