Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【By the Edge of the Sword】VaeVictis #26「Poitiers 1356/Formigny 1450」

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フランスのウォーゲーム雑誌Vae Victis誌26号を購入した。お目当ては付録ゲーム「Poitiers 1356/Formigny 1450」である。その名の通り百年戦争のポワティエ会戦、フォルミニー会戦を扱った中世の戦術級ゲームだが、実は本作を皮切りとした同一システム「By the Edge of the Sword」(仏名Au fil de l'Epee)シリーズとしてVV誌、Canons en Cartonレーベルから総計30会戦が発表されているのだ。

ゲームスケールは1ターン=30分、1ヘクス=200m、1戦力=100人。各戦闘ユニットは戦力・練度・移動力で、指揮官ユニットは指揮値、指揮範囲、移動力、指揮官ボーナスで表されている。

各ターン、両軍は2d6+指揮官ボーナス値でイニシアチブを奪い合い、出目の差が大きければ、先に自軍の1指揮官を活性化したり、そのターンのみ相手の1指揮官の活性化を禁ずる事も可能である。出目が同数なら、指揮値の低い指揮官から順に活性化し、 すべての指揮官が活性化を終えるとターン終了となる。

ユニットはVV誌らしく精細で、美々しい騎士の姿が燦然と描かれている。両会戦ともクォーターマップでユニットも20個程度であるし、簡単に遊べる中世戦術級として重宝しそうな気がする。 GMT「Men of Iron」にもポワティエ会戦が含まれているが、コンポーネント、システム的にはこちらに惹かれている。

百年戦争のフランス軍―1337‐1453 (オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)

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The Armies of Crécy and Poitiers (Men-at-Arms)

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