The Battle of Kursk (Modern War Studies)
- 作者: David M. Glantz,Jonathan M. House
- 出版社/メーカー: Univ Pr of Kansas
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: ペーパーバック
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「詳解・独ソ戦全史」の著者コンビGlantz & Houseによるクルスク本、「The Battle of Kursk」(ペーパーバック版)を購入。こちらもカンサス大学出版部のModern War Studiesの一冊。内容は、ドイツ軍の攻勢計画から作戦実施、ソ連軍の逆攻勢までを扱い、参加部隊の損失(戦車種別・損失程度含む)も段階的に記録している。特にボロネジ方面、プロホロフカ周辺に関しては細かな戦況図で解説し、分厚いソ連軍陣地に強引に突入するドイツ軍部隊の動きが見て取れます。しかしドイツ軍の攻勢が潰えるや、「今からずっと俺のターン!」とばかりに、ソ連軍があっと言う間に屈曲部を埋め、戦線を平らにする様は圧巻。
さて本書を買ったのは、GTSでもクルスク戦ゲームが計画されているからだ。
クルスク戦も、かつて喧伝されていたほどの大戦車戦ではなかったそうだが、それでもツィタデレ作戦を戦術作戦級スケールで表現するのは、魅力的に思える。GTSなら、戦闘序列の正確さにも期待できるだろう。しかし「GTSクルスク」出るの、いつなんだろうか……多分、企画として死んでるよな……