Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Conflict of Heroes】「Awakening the Bear !」AAR

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「Conflict of Heroes」のソロプレイを シナリオ1から順に始めてみた。ソロプレイ用ルールも載っているが、運試しっぽいカード引きになじめず、あえて使わず。ソロでの隠匿配置も無理があるけど、まあそこら辺は適当に。

まずシナリオ1「パルチザン掃討」は、歩兵のみ、アクション・カード無しと、ルールを削った練習用シナリオでゲームの基礎メカニズムを学ぶ。たとえば単純に射撃するだけではなかなかヒットは得られないとか、敵ユニットをヒットしても、とどめを刺さないと回復してしまうとか、おおまかなゲームの雰囲気をつかむシナリオだと感じた。

続くシナリオ2「待ち伏せ!」では、アクション・カードと隠匿配置を導入し、ゲーム開始時のソ連軍は、ほとんど藪の中。ここからが本格的シナリオであり、この2つのルール(カードと隠匿)こそ「Conflict of Heroes」の対戦を混沌とさせ、プレイの緊張感を高めるものではないだろうか。思うにシナリオ1では、相手の手が読めれば理詰めで戦える場面もある。「敵のユニットはもう全部使用済みだし、CAPも残ってないから 僕がユニットを移動させても、絶対に機会射撃されないな」とかね。しかし相手が「コマンド・アクション」を持っていれば、CAP無しで機会攻撃が行え、上記のような理詰めは成立せず、手札がある限り、敵は警戒するだろう。たとえ使えないカードでも、ブラフとして1枚取っておくのも良いかと。また森や林ヘクスに隠れたソ連軍歩兵が、ドイツ軍ユニットが進入した瞬間、近接戦闘を仕掛ければ高確率で一発除去も狙えるので、ドイツ軍はおのずから慎重な前進を心がけるはず。しかし5ターンと云う短いスパンでは慎重すぎても負けると。

さらにシナリオ3「ペトロフ将軍」では、ソ連軍に盤外砲撃が与えられる。ドイツ軍は、同じ位置に留まっていては盤外砲撃に叩かれるし、果敢に突進しても撃たれるけれど、前進しなければ勝てないと云う厳しい状況。砲撃を避けるべく散開すると、グループ編成も難しく、火力集中もままならず。逆にソ連軍は、ドイツ軍の前進を阻むような防御射撃を行い、待ち伏せで裏をかき、盤外砲撃との連携で時間を稼ぐと。とまあルール要素が増すごとにプレイの緊張感も高まると思う。

初めて本作を遊んだ時「初回だから隠匿は無し」にしたが、理詰めな部分を減殺するためにも隠匿配置を採用すべきと認識した。そしてソロプレイ・ルールはあっても、本質的にソロプレイ向きではないと実感。やはりこのゲーム、お互いの手を伏せつつ対戦するのが楽しい。