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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Grand Tactical Series】「The Devil's Cauldron」 Introduction Scenario Solo-Play AAR

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「The Devil's Cauldron」の導入シナリオ1「A Victory Lost」をソロプレイしてみた。テーマは、コーネリアス・ライアン「遥かなる橋」の「第3部:包囲-12」の戦闘シーンである。アルンヘムに向かうイギリス近衛機甲師団を、強力な独軍88ミリ砲が待ち伏せると云う「街道上の怪物」的シナリオだ。2ターンのみ。

最初のプレイでは、88ミリ砲が威力を発揮し、史実通りイギリス軍敗退。2回目ではイギリス軍歩兵が堤防道路に隠れながら前進し、強襲をかけるも、やはり88ミリ砲の機会射撃によって2中隊が殲滅される有様。3回目でようやくイギリス軍戦車がラッキーヒットを生み、88ミリ砲を除去。しかし勝利条件ヘクスまでは達せず、いずれもドイツ軍勝利となった。まあ練度の高いユニットが機会射撃しまくると酷い目に遭う、砲を潰したいなら事前砲撃が必要……と云う定石を教えるためのシナリオなのだろう。

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さらに導入シナリオ2「Little Omaha」もソロプレイした。こちらは映画「遠すぎた橋」のクライマックス、クック少佐によるナイメーヘン強攻渡河シーンである。本シナリオも2ターンのみだが、 強襲フェリー、間接砲撃などが追加されている。連合軍は、ナイメーヘン橋、鉄道橋も目標とし、両岸の完全制圧を目指す。盤面には無いがアルンヘム橋がまだイギリス第1空挺師団の手にあるため、ドイツ軍の練度は1低下している。おかげでナイメーヘン市内のドイツ軍は機会射撃がうまく回せず、連合軍に強襲を許してしまい、各所で敗退した。部隊練度8を誇るSS負傷兵部隊も、イギリス軍戦車に除去された。クック大隊は軽微な損害で渡河し、城砦に籠もったドイツ軍へ強襲。1中隊を制圧されたものの、城砦を攻め落とし、ナイメーヘン鉄道橋とナイメーヘン橋双方を奪い、連合軍の勝利となった。

ここまでの感想は、意外に遊びやすいなと。元ゲーム「Panzer Command」と比べても、 集中射撃、対砲兵射撃、計画間接射撃がオミットされ負担は軽減されている。一方では、強襲力を導入して砲兵ユニットの脆弱性を表現したり、工兵アクションにもTQC(部隊練度判定)を用いて不確実性を増したりとルールを増した部分にも納得。次は中間シナリオへ進んでみよう。