Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Operational Combat Series】「Case Blue」 Khar'kov 1942:The Failed Offensive AAR

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「Case Blue」のミニシナリオ2、 第二次ハリコフ戦をソロプレイしてみた。こちらはユニット数も多く、標準的なOCSの規模に近い。もっとも増援部隊はほとんど無く、再建も無し。各ターン補給固定なので、その分の手間は軽減されている。第1ターンのソ連軍砲撃はタダで行え、戦闘補給も通常の半分だそうで。 となればソ連軍は、第1ターンにやれるだけやれと云う事ですな。

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さて第1ターン。先攻ソ連軍は可能な限り砲撃を実施し、ハリコフ正面と南部ルーマニア軍戦線を混乱に陥れた。史実では投入の遅れた第21・第23戦車軍団もハナから突撃。第2騎兵軍団も突破に成功し、ドイツ第8軍団HQに攻め懸かったが、フランス製戦車大隊の逆奇襲を受けあえなく2ステップロス……。

対するドイツ軍は、第3・第23装甲師団をもって機動防御開始。なにせ戦線を張ろうにも、全然ユニットが足りない。第23装甲師団は、ソ連第2騎兵軍団の残余をオーバーランしたうえ、ソ連第23戦車軍団にも2ステップロスの損害を与えた。しかし第3装甲師団は、ハリコフ正面にて逆奇襲を受け、オートバイ大隊を喪失。

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第2ターン。勢いづきたいソ連軍は2個親衛歩兵師団を含む戦力でチュグエフの第51軍団HQを攻撃するも、ドネツ河に阻まれ渡河はならず。ルーマニア第6軍団HQに対しても逆奇襲が成立し、取り逃がす始末である。司令部を3回攻撃して3回とも失敗とは……

第2ターン裏は、ドイツ第23装甲師団が破竹の活躍。オーバーラン、攻撃、突破を駆使して、ソ連第23戦車軍団+歩兵師団1個を殲滅。ハリコフ正面では、ドイツ第3装甲師団ソ連親衛歩兵師団の前進を阻んだ。ただ、あまりの連戦に ドイツ軍補給ポイントも枯渇気味……

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第3ターン。ドイツ軍が先攻を取ってダブルアクション。南部に到着したドイツ第16装甲師団は史実で側面突破をしたはずだが、そんな事ができるほど補給ポイントはない。仕方なく、このターンは戦線の整理のみ。しかしソ連軍は攻勢を続行。ソ連第21戦車軍団は、3個歩兵師団と共にドイツ第23装甲師団を包囲するも、逆奇襲をくらってあえなく敗退……2ステップロス。 チュグエフへの渡河攻撃も、カチューシャ支援があったのに失敗。結果はかんばしくないが、 ここでソロプレイを終了した。

少々派手に装甲部隊を動かし過ぎたようだが、動かさないと戦線が維持できない……結構やりくりの難しいシナリオかもしれない。また挑戦してみよう。