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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

CMJ「天下強奪」Solo-Play AAR

CMJ078 天下強奪

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早速、コマンド付録「天下強奪」を2回ほどソロプレイしてみた。基本的には、移動・戦闘の繰り返しで、戦闘前に戦力確認を行う。東軍命令値は初期3、家康着陣後は4。 西軍命令値は5スタートで変動する。初回は練習。以下に2回目の展開を記しておく。

まず西軍石田三成・小西・島津隊が、佐和山から美濃へ進出。水口の宇喜多秀家はAユニットを連れ、伊賀上野城攻略へ。東軍諸隊は、本多忠勝にケツを叩かれ岐阜城へ接近。ま、ここまでは普通の関ヶ原ゲームと同じ……

第2ターン、宇喜多勢は伊賀上野城に接したが、同行するAユニットを表に返したら鍋島勝茂だったので早速東軍へ寝返り。宇喜多は、鍋島を除去すべく新たなAユニットを呼び寄せたが、新手の正体はなんと小早川秀秋長宗我部盛親。これまた東軍に寝返ってしまい、ユニット揃って西軍を阻む事となった。また西軍田辺城攻略部隊にも、東軍・竹中重門が現れる騒ぎあり。一方、美濃方面では、犬山城を守る西軍Bユニットが0戦力と判明。無血開城された犬山方面から、東軍諸隊が岐阜攻めにかかる。竹ヶ鼻城周辺でも戦闘が発生し、小西行長が後退できずに除去。小西を屠った黒田長政は、ZOC浸透能力を使って2ヘクス戦闘後前進するも、島津義弘の逆襲をくらい、あえなく討ち死に。島津は自発的に敵ZOCに入れないので、わざわざ接触しなくて良かったのか。

そうこうするうち徳川家康が着陣。俄然、行動力を増した東軍は高須城を落とし、未だ抵抗を続ける竹ヶ鼻城を迂回して、福束城へ向かう。すると福束城を守っていた西軍Bユニットが実は脇坂安治で寝返り。西軍主力部隊は側面から後方を奪われるも、ZOCに拘束されていて退却不可。この間隙を衝き、東軍諸隊は大垣へ。石田・島津・大谷隊を囲うも、最初の包囲攻撃は退けられた。なんとか大谷吉継は脱出したが、石田・島津があえなく討ち死に。北陸から東軍・前田利長も現れたのでここでソロプレイを終えたた。実際には三成が死んでもゲーム終了ではないけれど。ちなみに西軍・立花宗茂は、小早川・長宗我部らに阻まれ、大津にさえ達せず。

実際プレイすると「吉川広家がいない」等と云う事実はどうでもよく感じられる。このゲームでの武将名(特にBランク)は、ほとんど記号に過ぎず、だからこそ史実的にマイナーな人が多いんだなと納得した。ただし東軍への寝返りは厳然として発生するワケで、しかも寝返りがいつどこで発生するか、両軍共に不明なのはスリリングかと。勿論、戦局を左右する裏切りを演じるのは小早川とは限らず、「今日の小早川秀秋は誰ですか?」と言いたくなる。今回は脇坂安治ね。

まあ、史実派ゲーマーは敬遠するだろうが、二度と同じ展開にならないので、そこら辺が楽しめる方は一度どうぞ。西軍で勝つのは難しい気もするけど、作戦研究できるゲームでもないしなあ……