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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

Six Angles/SPI 「Cobra」 Solo-Play AAR

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先週から「Cobra」のソロプレイを続けている。まずルール確認のために序盤の7ターンまでを3回ほどプレイ。その後、全13ターンを通して2回プレイ。結局5回も遊んでしまったが、まさに西部戦線版「Panzer Gruppe Guderian」で非常に面白い。

初ソロプレイでは、連合軍が突破方向を間違えて挫折した。本誌記事中にもあるが、ヴィールから南下してもボカージュに捕まり、モルタン辺りを押さえられると早期突破は難しい。そこでヴィルデュー方面に突破してみれば、今度は天候がドイツ軍に味方し、地図南端からの増援がアヴランシュ~ポントーボに到着してしまった。山崎雅弘氏も改訂ルールで言及されているが、天候によって展開が結構変わる。もっとも慣れてくると「天候が悪いなら仕方ない」と割り切って遊べたが。

「7ターンまでの機甲突破または阻止」と云う中間目標があるので、緊張感のあるソロプレイが楽しめた。アメリカ軍は攻撃方向を、ドイツ軍は後退時期を誤ると大変な事になりそうだ。システムも基本「Panzer Gruppe Guderian」とは言え、随所に光るモノを感じた。特別難しいルールは無いが、天候と離脱ルールによってドイツ軍戦線が硬直し、その防御線をアメリカ軍が絞めあげ、包囲する様はダイナミックでもある。

連合軍に攻撃・オーバーラン・航空支援回数に制限があるのも巧い。どこを攻め、どこを放置するか、これだけでも悩ましい。戦闘比10:1で攻撃しても、防御側は退路さえあれば逃げられるので、いかにZOCで囲むかも肝だし、そうさせない守り方も載っている。ドイツSS装甲師団もスタックすれば鬼のように強いが、いつの間にか包囲されて後退不可になっていたり……

この「まさかここまで来るとは思わなかった」的驚きこそ電撃戦であり、簡単なルールでそれを表現した本作は確かに傑作だなと実感した。SPI/TSR版にまったく興味が無かった自分が恥ずかしい…… 今週末は本作をYossi氏と初対戦予定。期待大。