Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Great Battles of History】「Ran」 摺上原合戦 AAR

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 「Ran」の中でも一番バランス良好そうな摺上原合戦シナリオを初対戦した。Yossy氏が伊達軍を、自分が芦名軍を担当。例の如く、ハラキリ/セップクルールは無し。

まず中央部で殴り合いが始まり、伊達軍・猪苗代隊が最初に敗走した。芦名軍は、半壊した富田将監・松本源兵衛隊を下げ、佐瀬河内隊を前線へ。しかし佐瀬隊はわずかな損害で敗走し、お互い五分の勝負になった。中休みターンの後、伊達軍は、片倉隊で中央を衝かせ、後退した富田隊・松本隊を撃滅。芦名軍も右翼・平田周防隊で大内定綱隊を半壊に追い込む。

ここで芦名軍は、平田隊に連続して命令を与え、大内隊殲滅を企図したものの、絶対有利な白兵戦で最低のダイス目を連発し、逆に混乱。さらに敗走チェックに失敗し、遂に敗北値に達してしまった。終了まで約3時間。史実通り伊達軍が勝利したが、シーソーゲーム的展開になったので、かなり楽した。

お互いの感想は、「手番の奪い合いシステムがシンプルで良い」 「負けたユニットがいったん退場するのでマップ上が混雑しない」と概ね好評であった。と言うよりも、GBoHシリーズとしては一番遊びやすいかもしれない。他のGBoHシリーズもこれぐらい簡単でもいいかも。この手の会戦級は、ただ正面から殴り合うだけのゲームも多いので、 「一軍勢に命令→連続行動できるか判定→相手方の割込判定」というシークエンスは、ゲーム的にも面白い。お互い、騎馬ユニットが全然使えなかったが、やはりこのシナリオはオススメである。