Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Game Journal「信長最大の危機」AAR

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今日は3ヶ月ぶりにYossy氏宅を訪れ、GJ誌付録「信長最大の危機」をプレイしてきた。仕事も忙しくなってきたが、事前に入れた対戦予定は崩せないぜって事で。自分が織田方、Yossy氏が反織田方。お互い別個にプレイ経験はあるものの初対戦である。

さて第1ターン、浅井・朝倉軍の金ヶ崎追撃で早くも滝川一益が戦死。虎口を脱した織田信長は、京へ迫る三好軍を攻めたが、三好軍に先手を取られ続けて、あえなく撤退。危うく第1ターンで信長が敗死するところだった。

その後信長は、浜松から徳川家康を呼び寄せ、 単独で突出した浅井長政を撃破。勢いに乗って小谷を蹂躙し、浅井家を滅亡させた。さらに朝倉義景も撃破し、北陸は掃討戦に。しかし今度は武田信玄が上洛開始。慌てて信長・家康は浜松へ取って返し、チット運もあって信玄本隊を二俣にて撃破した。武田家を滅亡させるべく、信長・家康両雄は甲斐へと侵攻。すると続いて毛利輝元上杉謙信が始動し、本願寺軍も雑賀孫一の指揮下、京へ突入した。北陸で丹羽長秀が、京で荒木村重が戦死し、織田軍は京のコントロールを喪失。織田からの離反も連発。松永久秀が、細川藤孝がああ……

武田家は滅亡させたものの、行動数ダイスが腐ったため、信長・家康はなかなか甲斐から帰還できない。それでも上杉謙信小谷城を攻めあぐねて停滞。本願寺軍もちょっと京を空けたので、柴田勝家を突進させて足利義昭を討ち取り、京奪還です。本願寺軍は京を再奪取するも、その間に信長・家康が岐阜へ帰着し、反撃準備を始めた。なにせ浅井・朝倉・武田を滅ぼしただけあって、補充用ユニットがうなるようにあるのだ。

しかし終盤で即終了パターンが連発し、瞬く間に最終ターン。こうなりゃ派手な合戦で終わらせようと、信長・羽柴秀吉隊を上杉謙信へ、家康・明智光秀隊を京の吉川元春本願寺隊へブチ当てた。とりあえず京は奪還したものの、謙信には撃退され、信長軍は岐阜へ撤退(そりゃそうだ) 。しかし反織田方に追撃のチットが来ず、そのまま終了と相成った。一応ドロー。

みっちり30ターンもプレイしたが、戦局が双方に傾いてくれたので面白かった。チットとダイス運次第では、呆気なく終わる場合もあるし。しかし織田軍に関して言えば、カード運が無かった。「強行軍」も「待ち伏せ」も来ず、調略機会も皆無……