Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Tactical Combat Series】MMP「Bloody Ridge」

※2022年10月11日 ジップロック版で再購入したので写真を撮り直し。

Tactical Combat Seriesの新作「Bloody Ridge」が到着。1942年9月11日~14日にかけての ガダルカナル島ヘンダーソン飛行場南に位置する血染めの丘(日本名ムカデ高地)での戦闘が主眼である。福岡歩兵第124連隊を基幹とする所謂川口支隊がアメリ海兵隊陣地めがけて夜襲斬り込みを企図するも、闇夜のジャングルで部隊はバラバラに。それでもかろうじて敵陣に到達した日本軍は、アメリカ軍指揮官エドソン中佐をして「奴らにはガッツがある」と言わしめ、海兵師団司令部まで迫る猛攻を見せた一戦だ。しかしあてにしていた米軍食料が奪えず、 以降の日本軍が「餓島」に苦しんだのも悲しい事実。太平洋戦線モノは、やはり気が重くなる。

ハーフサイズの地図盤には、ジャングルの中にそそり立つムカデ高地、丸太橋が描かれ、盤端にはヘンダーソン飛行場の滑走路も見えている。

こちらは攻める日本軍。火力5、射程6、士気2の小隊ユニットが多く、額面値だけなら、アメリカ軍と遜色は無い。

守るアメリカ軍は、襲撃大隊が士気1(精鋭)、海兵大隊が士気2(優秀)、工兵大隊が士気3(普通)。

TCSとしては珍しくハーフマップの小品であり、車輌ルールも無いことから入門編として遊べそうだ。特別ルールとして日本軍はバンザイ突撃を強いられ、アメリカ軍は士気チェックを無視するため成るようにしか成らない展開かもしれない。それでもユニットは日米各80ユニット未満なのでボリューム的には遊びやすいか。早速試してみよう。

ガダルカナル (文春文庫 (115‐10))
 
太平洋戦争 日本の敗因〈2〉ガダルカナル 学ばざる軍隊 (角川文庫)

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