Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Six Angles/SPI「Battle for Stalingrad」

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Six Angles「Battle for Stalingrad」を購入した。SPI版もHJ版も所有していないので、ありがたい再販である。マニアの多い傑作市街戦ゲームだが、自分は初見である。

ゲームスケールは1ヘクス=600m、1ターン=一週間、1ユニット=大隊~中隊(ソ連軍には小隊ユニットもあり)。ヘクススケールは戦術級寄りだが、時間的スケールは作戦級と云うのが本作の特徴かもしれない。1スタックごとに移動を行い、ある種のきっかけで対戦相手にフェイズが移行するシステムも、1980年発売ゲームとしてはなかなか斬新だと思う。移動中に行われる敵からの即時反撃や、それに対する応戦など濃厚な戦術色は好みである。

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ルールブックの後半部分は、デザイナーズノートや 両軍の作戦・戦術、リプレイなどで占められている。初心者としてはこういう部分から読み始め、実際のプレイのイメージを膨らますのも大事かなと。しかし実際にプレイするのは、まだまだ先になりそうだ……