Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】独ソ戦車戦シリーズ6「ドン河の戦い」

ドン河の戦い―スターリングラードへの血路はいかにして開かれたか? (独ソ戦車戦シリーズ)

ドン河の戦い―スターリングラードへの血路はいかにして開かれたか? (独ソ戦車戦シリーズ)

 

独ソ戦車戦シリーズ第6巻「ドン河の戦い」を購入。青(ブラウ)作戦開始から、ロストフ突入までの、約1ヶ月間の戦闘経過を記した1冊。つまりスターリングラードに行く手前なので、ウォーゲームだと、ドイツ軍がガンガン進撃し、ソ連軍があまり抵抗もできずに後退していくあたり。と言っても、本書でも触れられているように、実際にはソ連軍も果敢に(無理矢理)反撃している。特にソ連第2戦車軍団のリジューコフ少将は、軍団長ながらも、戦車に乗って突撃させられ戦死するという、過酷な反撃を課せられていたようだ。もしかするとウォーゲームでも、そのような自殺的な反撃を強制するルールを持った作品があるかもしれないが未見……