Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Triumph & Glory】GMT「Borodino:1812」

f:id:crystal0207:20140319193050j:plain

【回顧録:この記事は2014年3月に回想した記事である】

GMTナポレオン戦争戦術級ゲーム「Triumph & Glory」シリーズ第二弾「Borodino」を買ったのは2004年10月26日だった。本作も発売後すぐ買ったように思う。なにしろ前作「Triumph & Glory」は仲間内での定番ゲームとして定着しており、本作への期待も高かったのだ。

本作は1812年、モスクワ前面でのフランス軍とロシア軍の決戦を模しており、基本的なルールはほぼ前作から継承されていた。改良点として目についたのは、敗走ユニットの処理である。前作では敗走ユニットは自軍後方へ勝手に移動していたのだが、この数が増えてしまうと盤上が混雑し、その処理も面倒であった。しかし本作では、敗走したユニットはいったん盤外に置かれ、回復チェックに成功すればまた盤上に戻ってくると云う仕組みに変わっている。これならば盤上もすっきりとするだろう。

事実、敗走ユニットの処理は、この後行われた対戦でも良好で、自分たちはこのルールを用いて前作「Triumph & Glory」もプレイした。「Triumph & Glory」をお持ちの方は是非このルールを導入することをお勧めする。

本作の対戦記録は後に記してあるが、やはり仲間内では随分盛り上がった。チット引きによるフォーメーション毎の活性化と、戦闘時の接敵チェックにより、ゲーム展開が思うようにならないのが「Triumph & Glory」システムの面白さだが、それは本作でも存分に味わえた。自分としてはさらなるシリーズ化を期待していたが、本作発売から10年経った今でも後続作の気配も無いのが残念である。

1812 Overture / Wellington's Victory

1812 Overture / Wellington's Victory