Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

Victory Games 「Flashpoint:Golan」

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【回顧録:この記事は2014年3月に回想した記事である】

2003年3月17日にVctory Games「Flashpoint:Golan」を中古で購入した。1991年に発売された本作のテーマは、イスラエル、シリア、ヨルダン、レバノン地域における仮想・第五次中東戦争である。ちょうどこの時期、イラク戦争が発生しており、恐らく自分もその辺りのニュースを目にする機会が多くなっていたと思う。本作に続いて「Fifth Corps」「Crisis Korea:1995」と云った現代戦ゲームも買っているし、そういった意味では時勢に左右されていた時期だったのかもしれない。

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本作のゲームスケールは、1ターン=1日、1ヘクス=4km、1ユニット=旅団・連隊~大隊である。ターン・シークエンスは大きく、戦略サイクル (政治、航空優勢、電子妨害、動員を行う)、作戦サイクルに分かれる。作戦サイクルではチット引きで部隊が活性化され、移動と戦闘を行う。

特徴的なのは、やはり探知のルールだろうか。すでに20年以上昔の1990年代においてさえ軍隊は、長距離探知能力と巡航ミサイル等の攻撃テクノロジーに よって、敵部隊が前線に着く前に撃破することを可能としていた。そのため本作でも、戦闘部隊は移動しただけでリアクション攻撃の対象となってしまい、砲爆 撃を受けてしまう。その砲爆撃に対しても、さらなるリアクション攻撃が発生し……と云う、なかなかややこしい展開になりそうなゲームなのだ。

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なりそうとしか言えないのは、本作も実際のプレイに至っていないためである。さすがにこの探知ルールが面倒で、なかなか手が付けられずにいるのだ。ただある意味、発売と同時期の湾岸戦争の結果を予見したようなシステムでもあり、一度味見だけでもしてみたいと思っている。

シナリオも、短期間で終わるバトルシナリオ5本、長期間を扱うキャンペーン2本が収録されている。せめてバトルシナリオくらいいつか触れてみたいのだが……

〈図説〉中東戦争全史 (Rekishi gunzo series―Modern warfare)

〈図説〉中東戦争全史 (Rekishi gunzo series―Modern warfare)