Tactical Combat Series第13作「Screaning Eagles in Holland」を購入。本作のテーマは、1944年9月のマーケット・ガーデン作戦におけるヴェッヘル橋近辺での戦闘である。橋を守るアメリカ第101空挺師団に対して、ドイツ第107装甲旅団が攻撃をかけると云う状況は、本作入手前に「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」を読んでイメージはできていた。また「バンド・オブ・ブラザーズ」も放映された後だったため、本作に対するプレイ意欲も高かったと思う。
- 作者: スティーヴンアンブローズ,上ノ畑淳一
- 出版社/メーカー: 並木書房
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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地図は平坦なので、等高線がややこしいTCSとしては遊びやすいかと思われた。ただ戦場はあちこち堤防で区切られ、よく確かめないとLOSが通らなかったり、迂回を強いられる場合がある。まあ地図をよく読まないとまずいのはTCSの常だが。
自分は最初「A Bridge Too Far」シナリオを対戦し、Karter氏にドイツ軍第107装甲旅団を担当してもらった。連合軍の前哨には、観測用のハンバー装甲車がいるだけで、そこにパンターの大部隊が突っ込んでくるわけだ。しかし不用意に接近したパンター戦車に対してハンバー装甲車の機会射撃が当たりまくり、次々パンターが撃破されると云う事態になってしまった。今のTCSver4.01ルールでは対装甲射撃の結果表が変わってしまったため、そこまで酷いことにはならないかもしれないが、いろいろな意味で印象深い対戦だった。とはいえ10ターンでプレイできる「A Bridge Too Far」はTCS練習用にちょうど良いし、総じて今でも良い作品だと思っている。