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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

ADG 「World in Flames Final Edition」

ADG World in Flames

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【回顧録:この記事は2014年3月に回想した記事である】

Australian Design Group「World in Flames Final Edition」を購入したのは、2002年の夏だったと思う。同時に「America in Flames」「Patton in Flames」も購入しており、一気買いの感もある。それだけ当時は惹かれていたのだろう。

本作は、第二次大戦を包括する戦略級ゲームである。本作を初めて見たのは随分昔のTACTICS誌で、その時はまだシンプルな地図盤だったが、「Final Edition」ではこのようにケバケバしくなっている。結構お気に入りのゲームなのだが、この点に関しては正直好みではない。

ゲームスケールは、1ターン=2ヶ月、1ヘクス=100km(ヨーロッパ)・230km(太平洋)・650km(アメリカ)、1陸上ユニット=軍・軍団、1航空ユニット=250~500機、1海軍ユニット=1空母・2戦艦・4巡洋艦である。もっとも後に師団規模の陸上ユニットや、単艦単位の海軍ユニットも追加されている。航空機ユニットは機種別であり、陸上司令部にはロンメルやパットン、ジューコフ等の司令官名が入り、その個性も表現されていた。自分はキャラクター性の強いゲームが好きなので、この辺りに惹かれたのだと思う。

ターンの中心となる活動インパルスでは、戦略(陸軍、海軍、空軍、複合、待機)を一つ実行する。戦略が終わる毎にd10を振り、インパルス以下の数値が出れば活動インパルスが終了してしまう。いつターンが終わるか判らないところにスリリングさがあった。

一時期は本作に、結構一生懸命取り組んでいたものだ。「World in Flames」には様々な選択ルールがあるのだが、初めのうちは細かいルールをてんこ盛りにして遊んでいた。しかし徐々に不必要なルールを削ぎ落としていき、最終的に自分の好きなルールだけを切り貼りしてMyルールブックも作った。そうやってルールを自分なりにカスタマイズできるのも本作の魅力だったと思う。

実際にプレイできたのは、5ターンのみで終わる「バルバロッサ作戦」シナリオと、1944年5/6月ターンから始まるキャンペーンのヨーロッパ部分ぐらいだった。どう展開したかは覚えていないが、それなりに盛り上がったと記憶している。

あいにくもうルールはほとんど忘れてしまったし、後発の追加セットも追いかけてはいない。あまりユニットやルールを増やさずとも、十分面白いと感じたからだ。ただAustralian Design Groupでは数年前からこの「Final Edition」を凌駕する「Master Edition」が企画されている。そちらはマップ6枚、師団規模、1ターン=1ヶ月と云うスケールだそうで、総カウンター数は4800個になると豪語している。予約が1000集まったら作るらしいが、昨年末現在のオーダー数は半分にも見たぬ440程度である。実際発売されるかどうかは不明だが、好きなゲームなだけにちょっと見てみたい気もしている。

第二次世界大戦〈上〉

第二次世界大戦〈上〉

 
第二次世界大戦〈下〉

第二次世界大戦〈下〉