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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

WE「Eastern Front Tank Leader」

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中古の「Eastern Front Tank Leader」を入手。本作が発売されたのは1986年。「あのSquad Leaderをデザインしたジョン・ヒル作!」とクレジットされたWWII小隊級戦術戦闘ゲーム・シリーズの第1作である (第2作・西部戦線編のみ日本語版が発売、第3作は北アフリカ編)。各ユニットには対装甲・対歩兵火力、射程、防御力、移動力が記され、ドイツ軍ならPz35t、II号戦車からケーニッヒスティーガーまで、ソ連軍ならBT7からJS2重戦車までと様々なAFVが収録されている。

本作の特徴は、各ユニットを中隊単位(ソ連軍は大隊)で編成し、中隊毎に用意されたコンバット・フォーメーション・カードを用いて行動させるシステム。各コンバット・フォーメーションにはC3値(Aが最良、Fが最悪)があり、この値の低い中隊から活性化してゲームを進めていく。全フォーメーションが活性化を終えれば、ターンもほぼ終了。ただしC3値の高い中隊は、この活性化順に割り込めるうえ、より上位の大隊を表すペアレント・フォーメーション・カードを使えば、すでに活性化を終えたフォーメーションの再活性化もできる (ただし再活性時に作戦行動できるのは、未行動ユニットのみ)。さらに上位の旅団/戦闘団を表すコマンド・フォーメーション・カードは、下位のフォーメーション2つを活性化(再活性化)するか、動揺状態に陥ったフォーメーションの回復チェックも可能。当然のようにドイツ軍のC3値は優秀、ソ連軍は劣悪であり、指揮能力の優越差を表現できるシステムをもって、 当時のメジャータイトル「Panzer Blitz」に対抗した感もある。

活性化したユニットは、作戦行動を1つだけ行える。基本ゲームでの作戦行動は、移動と対車輌射撃のみ。上級ゲームでは対歩兵射撃、近接突撃、間接砲撃、オーバーラン攻撃、塹壕掘りが加わるが、難易度は並程度だろう。とまあ、結構面白そうなゲームだが、実際プレイしたのは数回のみ。我が家では不遇をかこつシリーズなので(実は3作とも持っている) たまには遊んであげないとな……