Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】パウル・カレル「バルバロッサ作戦(上中下)」

バルバロッサ作戦〈上〉―独ソ戦史〈上〉 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈上〉―独ソ戦史〈上〉 (学研M文庫)

 
バルバロッサ作戦〈中〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈中〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

 
バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

 

今となっては悪名高くなってしまったパウル・カレルの「バルバロッサ作戦」だが、かつては書籍版も読んだし、文庫化された際にも購入した。しかし、この文庫版を購入した約1年後、「OCS:Guderian's Blitzkrieg II」のデザイナーズノートに『パウル・カレルの著作は参考にしていない』と明記してあったのを見つけ、なるほど今ではそういう扱いなのかと知ったのが最初だった気がする。

最近ではもう本書を読み直すこともないが、と言って処分もせず、いまだ手元に置いてある。ある意味、他書と比較して「パウル・カレルはこう書いていた」という確認用に残しているようなものか。まあ、戦記に限らず、世の中のどんなものでも疑ってかかるという、健康的な猜疑心は必要だなと。人間にしろ宗教にしろ歴史にしろ、なにごとにつけ、信じ込みすぎるのは危険ということだなと。